俳優の竹財輝之助さんを応援するつっちぃのブログです。竹財さんの情報は、ファンサイト☆StardustMemory☆の方へぞうど(^-^)
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『岸を渡るは別の役をまといしあなた』岸田國士、別役実、短編2作品上演
2015年12月10日(木)~13日(日)
神保町花月

「命を弄ぶ男ふたり」作:岸田國士
出演:竹財輝之助&是近敦之
演出:新井和之
青空文庫

「死体のある風景」作:別役実
出演:児玉絹世&新井和之
演出:是近敦之&竹財輝之助
オムニ7 - セブンネットショッピング|数字で書かれた物語 別役実第四戯曲集

まとめ作りました!
他にもいい記事あったら教えて下さい(^^)
『岸を渡るは別の役をまといしあなた』岸田國士、別役実、短編2作品上演 - NAVER まとめ

STARDUST - 竹財輝之助 空気感も含めて空間を楽しんでほしい - スターダスト オフィシャルサイト - インタビュー

STARDUST - スターダスト オフィシャルサイト - ニュース - 竹財輝之助 舞台「岸を渡るは別の役をまといしあなた」公演スタート!

せっかく青空文庫になってるので、セリフを追って行こうと思います!
覚えてる限りで変えていきます。
「~したまえ」とかは言ってなかったと思います。たぶん(^^;


最初は真っ暗。
月にかかっていた雲が少しずつ晴れて、月明かりで舞台も明るくなります。
土手に腰かけているメガネの青年。
捨てられたような机と椅子。新聞の束。

眼鏡をかけた男――二十四五ぐらいに見える――が、ぽつねんと、材木に腰をかけている。考え込む。
溜息をつく、洟をかむ。眼鏡を外して拭く。髪の毛をむしる。腕組みをする。服の皺を伸ばす。舌を出す。


↑これ、全部順番通りにやってたと思います。
悲しそうだけど、何か雑念があるような感じに見えました。

そこに顔を包帯で巻いた青年が。素足に雪駄。
メガネさんが驚いて、じーっと見ている前を、何度も通り過ぎる。

眼鏡  ・・・君、君、踏切はもっと先ですよ。

包帯  そうですか。踏切はもっと先ですか・・・踏切はもっと先・・・

メガネさんと少し離れて座る。

眼鏡  どこかへいらっしゃるんですか。

包帯  行こうと思うんですがね。君も、どこかへいらっしやるんですか。

眼鏡  行こうか、どうしようかと思ってるんです。

包帯  なるほど。行くのもいいが、どんなものですかね。うまく、ひと思いに、行けますかね。

眼鏡  さあ、行って見ないことには、わかりませんね。

この時点では、なんだか明るい口調のメガネさん。

(長い沈黙)

包帯  君は、どう思います、この辺じゃ、やっぱり、ここでしょうな。

眼鏡  そうですね、まあ、ここらあたりでしょうね。

包帯  迷うことはないんだが、さて、迷いますね。

眼鏡  いろいろ考えるからですね。どうにもしようがないという場合に、これですからね。

包帯  僕は、こう見えて、センチメンタルなことは嫌いな男なんです。書置一つしてないんです。それというのが、理由ははっきりしてるし、これがまた、至極、散文的でしてね。

眼鏡  いや、その点では、僕も同様ですよ。そりゃ、人によっては、別の道を選ぶかも知れませんが、結局、治らない傷は治らないんですからね。

包帯  君の言われることは、どうもよくわかりませんが、そういう意味でなく、僕は、死ということによって、ある問題を解決しようとしているのではなく、既に死人に等しい自分のからだを、自分で始末しようとしているだけなのです。だから、何も、今更、英雄的な覚悟や、非現実的な空想で、此の一瞬間を、悲壮な物語りに作り上げる必要はないのです。

眼鏡  僕も、それを言うのです。どうせ自分は意気地なしだ。人生の敗残者だ。運命の犠牲者だ。そう思えばこそ・・・

包帯  いやいや、君はわかってないんです。そりゃその筈だ。君は、こう言っちゃなんだが、一時の出来心でしょう。恋人に捨てられたとか、会社の金を遣い込んだとか、誤って人を殺したとか……。

眼鏡  はゝゝゝゝ!そう見えますかね!いや、もう何んにも言いますまい。人の苦しみを、一人の男の苦しみを、そう簡単に片づけられちゃたまらない。

メガネさんは結構な大声。身振り手振りも大きい。包帯さんは無表情で、一定の話し方。火傷があって表情がつけられないのかな?

包帯  違いますか。まあ、それならそれでいい。お互にこうして、偶然同じ死に場所を選んで、そこへ同時刻に落ち合った、ただそれだけの事実に、そうこだわることはない。どうぞ、僕にはおかまいなく……。

眼鏡  いや、君の方こそどうぞ……。然し、僕もまだ血の通っている人間です。眼の前で、勝手なことをされては迷惑です。踏切りもそんなに遠くはない。どうです。人を呼びましょうか。

包帯  人を呼ぶ……。呼んでどうするんです。

呼んでどうするのか、答えられないメガネさん。

包帯  邪魔はしっこなしにしようじゃありませんか。

眼鏡  こう見えて、僕は人一倍物事を考える方なんです。軽率だとか、向う見ずだとか言われることが、一番不愉快なんです!

包帯  あぁ、それだからですね、じゃ一つ、その理由と言うやつを伺うことにしましょうか。

眼鏡  それはお話してもいいですがね・・・それより、君は一体どういうんです。そう深い事情もおありにならないようだが……。

包帯  そう見えますか。それならそれでかまいませんがね。はゝゝゝゝ、此の包帯がわかりませんか。

眼鏡  火傷でもなすったんですか。

めっちゃあっさり聞くメガネさん。

包帯  そうあっさり言ってのけられたんじゃね……。まあよしましょう。

眼鏡  火傷には、実によく効く薬があるんですがね。

包帯  火傷なら、火傷として置きましょう。それが治ったら、どうなるんです。

眼鏡  いいじゃありませんか。

包帯  顔中にひきつりが出来ても……。二た眼とは見られない顔になっても……。

眼鏡  御商売は。

包帯  僕は商売人じゃないんです。応用化学の研究をしている、つまり、学者なんです。人造ダイヤモンドの発明に没頭していたんです。もう九分九厘まで成功しかけていたんです。処がちょっとしたことから薬品が爆発しましてね。

人造ダイヤモンドではなかったような気がする・・・?

眼鏡  それなら猶更じゃありませんか!折角九分九厘まで出来上っている、その研究の方を続けておやりになれば、それが出来ないことはないんでしょう?顔がなんです。男振りがなんです。元来、君のような仕事をやっておられる方は、かえって……

包帯  まあ待ちなさい。僕は、これでまだ独り者なんです。

眼鏡  丁度いいじゃありませんか。

包帯  許嫁があるんです。

眼鏡  その人はどう言うんです。

包帯  構わないと言うんです。

眼鏡  そんなら何も言うことはないじゃありませんか。なぁんだ、それじゃ君、第一……

包帯  それと言うのが、その女は、僕を愛してるんです。

眼鏡  そうでしょうとも。

包帯  僕は或る時、想いきって包帯を取って、此の顔を見せてやったんです。

眼鏡  それでもいいってて言うんでしょう。

わたっかぞ!って感じでニヤリとして包帯さんを指差す。

包帯  (うなづいて)そうして僕の胸に顔を押しあてて、泣くんです。悲しくはないって言いながら泣くんです。

眼鏡  わかりますね、その気持ちは。

包帯  僕にはわからない。

(やや長い沈黙)

眼鏡  わかるじゃありませんか。

包帯  わかるとすれば、彼女が嘘をついいるということです。

(やや長い沈黙)

包帯  僕は決心しました。決心したというよりも諦あきらめました。そうです、諦めたんです。

眼鏡  そう、諦めたんですか。

包帯  ね、そうでしょう。すこぶる簡単です。(間)僕はこう見えて、センチメンタルなことが嫌いな男なんです。

眼鏡  僕もこう見えて、人一倍物事を考えるたちなんです。僕は俳優です、まあ名前を言えば、御承知かも知れませんが、それは言いますまい、僕は俳優なんです。演劇の方では相当認められている俳優なんです。八歳の時に両親を失くして、伯父にあたる――これも名前を言えば御承知かも知れませんが、まあ、言わずに置きましょう――その伯父の家に引取られたのですが、そこに、一人、娘がありましてね。

包帯  もうその先は、伺わなくてももわかるような気がしますが、それじゃ、ただの恋愛事件ですね。

眼鏡  ・・・ただのとは何ですか。じゃ君のはなんです、そんなつまらない義理立てぐらいで、人が参ると思うんですか。

包帯  参るとか参らんとかは問題じゃないでしょう。それで、結局、どうなったんです?

眼鏡  その先がわかっているなら、言う必要はないでしょう。

包帯  まあ、そう怒りなさんな。

眼鏡  話を始めるか始めないうちに!それで結局どうなったなんて聞く法がありますか!張合いもなにもあったもんじゃない!

包帯  そうまた、張合うこともないわけですね、話が話なんだから。つまり、その娘さんと添い遂げられなくなった。それで悲観の末、と、こういうところらしいな。

眼鏡  何がところらしいんです。違うも違うも、大違いだ!!はゝゝ!いやぁ~人の事って言うのはわからんもんだなあ。その娘は、とうとう病気で死んだんです!・・・可哀そうなことをしました。その病気も、僕が種を作ったようなものなんです。僕が、ある女優と、どうのこうのっていう噂が立った。そんなことは絶対にないんです!それを苦にして、つまり、ほんとだと思って、日夜煩悶したんです。一人で、小さな胸を痛めたんです。その女優が、一座の座頭と、名を言えば御承知でしょう、然し、それは言いますまい、その座頭と結婚した、そのことが新聞に出るまで、その女は僕の言うことを信用しなかったのです。しかし、疑いが晴れた時は、もう遅かった。その女は、病院のベットの上に、痩せ衰えたからだを横たえていたのです。・・・僕は馬鹿でした。意気地なしでした。今から考えると、なぜその時すぐに、役者なんか止よして、これ御覧と言ってやらなかったか、それを思うとなまじ芸術がどうのこうのと夢中になって、下らない台詞なんかばかり覚えようとしていたあの時の自分が・・・情けなくもあり、憎らしくもあり……僕は遅まきながら、死んだ女の心持ちを、自分の心の中に活かそう、そうしてその女の後を追おうと!決心したのです!

包帯  そいつはつまらない考えだな。君が死んだら、どうなるんです。その娘さんのそばに行けるとでも思ってるんですか。まさか、そういうわけじゃないでしょう。なるほど、君の悲しみは、十分察しられる。然し、決して、永久に忘れることの出来ない悲しみじゃない。今は、そりゃそうは考えられないでしょう。そこがまた、君の美しい処なんだ。処で君はいくつです。

眼鏡  いくつに見えます。(間)

包帯  いくつでもいい。君はまだ若い。人生の花は、これからじゃありませんか。

眼鏡  君はいくつです。

包帯  僕ですか。あてて御覧なさい・・・と言ったら君は困るだろう。三十五ですよ。だが僕の場合、年は問題じゃない。

当てようとして身を乗り出した所を遮られて、イラッとするメガネさん。

(やや長い沈黙)

眼鏡  誰か来たようですよ。見つかると厄介だ。

メガネさんはすぐに立ち上がって、隠れ場所を探す。

包帯  線路巡視ですね。どれ、隠れるかな。

メガネさんは舞台袖に、包帯さんは階段にまっすぐへばりつく(笑)
人影が立ち去って、四つん這いでこっそり出てくるメガネさん♡(かわいい)
へばりついている包帯さんを見てびっくり!ちょっと呆れたみたいにため息をつく。

眼鏡  もう、大丈夫ですよ。

包帯  (起き上がって)下りですね。

眼鏡  神戸行の急行です。

包帯  (腰をおろして)君こそ思い止まるんですね。早まったことはしないがいい。

(汽車が土手の上を通る。両人、それを見送る)

眼鏡  混んでいるようです。

包帯  混んでましたか。夜汽車は陰気だなあ。(間)

眼鏡  あなたこそ、立派な仕事がおありなんだから、それだけで生きている甲斐がありそうなもんですがねぇ。

包帯  生存の意義なんかどうでもいい。仕事は仕事、人生は人生です。君なんか、まだこれからどんな仕事でも出来る。どんな恋でもできる。ことに芸術家と言えば、仕事そのものが恋人じゃないんですか。まあ、そう言ったようなもんじゃないんですか。僕らにゃよくは飲み込めないが、こう、なんと言うか、一種のヴォルルストと言うかな、そういうもんがあるんじゃないんですか?体のすくむような、ぞくぞくするような、蕩け込むような、そういう状態に何時でもなれるんじゃないんですか。

眼鏡  そんなことならあなた方のお仕事でも、やっぱり恋人に対するような心持ちになれるでしょう。食うことや寝ることを忘れてまで、仕事に熱中するなんていうこと……世間のことや、家庭のことを全く棄てて顧みないっていうことや、よくそんな話を聞くじゃありませんか。

包帯  そりゃ違いますよ。それはなるほど、学者の一面には、そういうところもある。もう一面を見ないとわからない。つまり、人間の問題ですよ。理窟じゃない。そうでしょう、君と同じ境遇にあるもう一人の青年に聞いて御覧なさい。その青年は、君と同じ悲しみ、君と同じ悩みを、君のような方法で解決するかどうかわからない。いや、寧ろそうしないのが普通でしょう。しない方が正しいんだ。

「君と同じ境遇にある、もう一人の青年」って誰??ずーっと考えていたのですが(^^;

眼鏡  正しいとは限りません。

包帯  僕はあくまで反対するな。(間)どうです、警察へ引渡しましょうか。

眼鏡  警察へ……。そうしてどうするんです。(間)お互に邪魔はしっこなしにしようじゃありませんか。僕こそあなたの不心得を諭してあげたいくらいなんだ。

包帯  諭す諭さないは別として、君こそ家へ帰ったらどうです。悪いことは言いませんよ。年長者の言葉を信用しなさい。

(汽笛、汽車の音)

眼鏡  (起ち上り)もう、何も言わないで下さい(土手の上に駈け上ろうとする)

包帯  (その袖をとらえ)よしなさい君!それじゃ、なんにもならんよ。

眼鏡  (振り放そうと藻掻きながら)放して下さい!僕の体は僕のものです。勝手にさして下さい!

包帯  それは君のものさ君の体は。だから、つまらんことは止よせと言うんだ!僕はこう見えてセンチメンタルなことは嫌いな男だ。死なしていいものなら死なせるさ!(突然声を荒らげて)馬鹿! しっかりしろ!! (引摺りおろす)

思いっきり引きずり降ろされて、舞台に転がるメガネさん。
包帯さんが大声を出したのはここが初めて?強い口調でびっくり!
本当にメガネさんの事を心配してるのかな?と感じました。

眼鏡  (此の語勢に気を抜かれて=ビビって)それじゃ、あなたは、どうなさるんですか。

包帯  (此の隙に、相手を突き退け)僕はこうする(土手の上に走り上る)

(此の刹那、汽車が通る。包帯をした男の姿が消える)

冷静に言ったと思えば、急に行動に出てびっくり!
なんだかテンションが上がっているように見えました。
かなり息が上がっているメガネさん。

眼鏡  あぁっ!やったな!・・・とうとうやりやがった・・・畜生・・・!

(そう言っていると、土手の上から包帯をした男が、のっそり降りて来る)

脱力して座り込んでしまうメガネさん。とてもショックを受けている様子。
しばらくして、土手の向こうから手がにゅっと。そして頭がにゅっと(笑)
向こうから戻ってきた包帯さんに気づいて、呆れたようなホッとしたような表情のメガネさん。
ここは笑っていいとこですよね(笑)このへんから、笑っていいんだな?という空気になってきます。

眼鏡  ・・・なぁんだ、やらなかったのか。

包帯  やったさ、やったけれど早すぎたんだ。正確に言えば、勢をつけ過ぎたんだ。線路の向うへ飛び込んだんだ。しくじった。此の次だ。

眼鏡  だから、僕に先へやらせればいいのに。

包帯  そうはいかんさ。君に先へやらせちゃ、僕の顔が立たん。君の自殺には、僕は反対なんだ。見て見ないふりは出来ない。僕は自分の事さえどうでもよけりゃ、君を家うちへ送り届けるなり、警察へ引渡すなりする処だ。然しそれができない。君が僕の言うことを聞かない以上、君のやりたいことは僕のいない処でやりなさい。場所も此処と限ったわけじゃないんだから。

眼鏡  此処を先へ見つけたのは僕なんだ。

包帯  あと先の話をしてるんじゃない。僕が生きて居る間、君を殺すわけには行かないから、そう思いなさい。

眼鏡  じゃぁ、僕を生かす為に、あなたも生きることを考えたらどうです?それなら話はわかる。

包帯  そうか!君はほんとに死ぬ気はないんだな?そうだろう。それでわかった。それならそれで、こんな処に何時までもいるのはよしなさい。もう君遅いぜ。今のが十時の浜松行だ。

この「遅いぜ」の「ぜ」がなんとも面白くて、最初セリフ間違えたのかと思ったんだけど、ちゃんと合ってるんですよね!
でも本当に面白かった!(笑)

眼鏡  死ぬ気がないのはあなたのことでしょう!鉄道自殺のやり損いなんていうのは、あんまり流行らないからな。

メガネさんめっちゃ偉そう(笑)
この人プライドの世界で生きてきたんだな~って感じ。

(この時、また汽笛が響く、と、やがて、列車の近づく音)

包帯  よし、そんなら、見てろ(土手を登りかける)

眼鏡  今度は、僕だ(包帯をした男を引摺りおろす)

包帯  なにするんだ!

眼鏡  (この間に、素早く土手の上に駈け上る。汽車が通る。姿が消える)

この飛び降りるのが結構派手で、飛んでる時もありました!

包帯  とうとうやりやがった。ほんとにやりやがった!畜生・・・こいつはやっぱり、後じゃ工合が悪い。

(こう呟く、が不図、土手の上を見ると、眼鏡をかけた男が、眼をこすりながら、とぼとぼと降りて来る)

とぼとぼ降りて来ると言うか、あぁ~とか言いながら、泣きながらよじ登ってくる感じ♡(かわいい)
包帯さん、驚いてるんだろうけど、メガネさんに比べると動きがなくて。
元々リアクションが薄い人なのかな?
メガネさんはオーバーアクションで表情も大きく変わってわかりやすい。若干腹立つような表情も(笑)

包帯  おや、こいつも擦れ違いか。

眼鏡  あぁ~駄目だ、貨物列車だ。

包帯  貨物……?

なんで貨物列車やったらアカンねん(笑)

眼鏡  あぁ~~痛ぇ(眼をこする)ススが入りやがった。こいつはいかん。とても痛い。あいたた た……(間)

そうそうこれこれ!この情けない声♡(笑)
テルくんのカワイイ演技が見れました~♡
包帯さんにじっと見られてるのに気付いて、「あ」っていう表情♡
なぜか正座して、包帯さんに顔を向けて甘えます♡(甘えてるように見えた!目おかしい?笑)

眼鏡  すみませんが、ちよっと見て下さい。

包帯  見るのはいいが、この明りじゃ、君……。どれ、もっと上を向いて。

上を向くんだけど、目を閉じちゃう♡

包帯  そう瞼に力を入れちゃ駄目だよ。

眼鏡  すいません・・・ありましたか、右の方ですよ。

包帯  ・・・見えるもんか。これじゃ。

包帯さんがメガネさんの目のあたりをひっぱったり、顎を掴んだりしてるから、メガネさんが喋りにくい(笑)
この時のメガネさんが、白目になったり口開いたりして、めっちゃ変顔で爆笑でした(笑)

(汽笛、汽車の音)

包帯  あ、来た、一人でゆっくり取りなさい。(土手の上にあがろうとする)

眼鏡  痛い痛い痛いぃ(包帯をした男に縋りつき)お願いだからこれを取ってからにして下さいぃ~!痛い~。

包帯  だって君……(もう一度、眼の中をのぞき込みながら)見えないものを取れったって、そりゃ無理だろう。

(汽車の音近づく)

包帯  痛いついでにそれじゃひと思いにやって来なさい!丁度いいや!

眼鏡  そんな無茶なことを言わないで、どうかして下さい!これじゃどうすることもできやしないぃ~!

メガネさんがすがりついて、結局飛び込めない。
かなり包帯さんにまとわりついてて面白かったです(笑)

(汽車が土手の上を通り過ぎる。弁当の空が二人の傍に飛んで来る)

包帯  (それを拾いあげて)綺麗に食ってるな~。

メガネさんはメガネがないと相当目が悪いようで、近くに包帯さんが居なくなっても気付かずに手探りで探してました♡
これってホントに目が痛い演技なのかな?
なんかちょっと包帯さんを伺ってたり、大袈裟すぎたり?
どっちかわからないけど、めっちゃかわいいシーンで大好きです♪

眼鏡  あいたた、あいたた……。さ、早く……。

包帯  (弁当の空を棄て)どら、厄介な男だなあ、ハンカチかなんかないんですか?

眼鏡  ポケットに入ってるやつを出して下さい。

四つん這いになったメガネさんの、まず左右のポケットを探り、お尻のポケットも探す。
お尻のポケットから畳んだ白いハンカチが見つかる。

包帯  (ポケットからハンカチを引き摺り出す)これでいい?(そのはずみに、写真のようなものが落ちる)おや、何か出たぜ。

この「出たぜ」がやっぱり面白い!(笑)
是近さんの言い方なのかな~(笑)
原作通りなので、笑わせるつもりはないのかもしれませんが(笑)
メガネさんは、目の前に出されたハンカチもわからない位に目が悪い!(笑)

包帯  (あたりを探す。一枚の写真を拾いあげる)写真だな。どれ……(明りにすかしながら)なるほど、これか。桃割れだね。や、これは素敵だ!どうだい、この笑い方は……。

桃割れって言ってなかった気がします。昔の髪型の事らしいですが、言われてもわからないですしね(^^;
その代わりに何か言ってたかも??

眼鏡  さ、そんなことは後にして……いたた。

包帯  まあ待ちなさい、これが第一じゃないか。しかしいい眼だなあ~。これだけの眼は君、ちょっとないよ。

ここでメガネさんの表情が変わる。

眼鏡  ・・・そうですか・・・その眼が、もう永久に眠ってるんです。

包帯  この眼がね・・・惜しいことをしたもんだなあ。此の口元だって、大したもんだよ。此の年にしちや、珍しく蠱惑的だね。

蠱惑的=こわくてき?

眼鏡  その口が、許して頂戴と言ったんです(泣声になる)・・・それが最後でした。

包帯  この口がね・・・

眼鏡  ええ、そう言ったんです・・・

包帯  此の手もどうだい。何というあどけなさだ。お手玉を握るためにできてる手だ。

眼鏡  いえ、それが・・・僕の手を握ったんです・・・ゆ、ゆ、許して、頂戴・・・こう言いながら、両、両手で、僕の手を、に、握り締めるんです。もう、もう、力が、力が、な、ないんです(泣き崩れる)

さっきまで駄々こねてると思ったら、震える声で・・・テレビでよく見るような、ハッキリ見せるような涙じゃなくて、じわりと溢れると言うか、何と言うか・・・とにかく、見せるための涙じゃないって感じがしました。
包帯さんの手に自分の手を重ねて、力が入って、全身から伝わってくる涙が素晴らしかったです!

包帯  この手でね(こう言ったかと思ふと、手に持ったハンカチで、自分の眼をおさえ)畜生、涙みたいなものが出て来やがる。

(間)

このへんのお芝居、最初の1,2回は結構面白く見てたんです。貰い泣きしちゃう包帯さん面白いな~って感じで。
でも3回目ぐらいから、雰囲気が変わって来た感じがしました。
私の理解不足なんでしょうけど(^^;
で、この(間)の間に、メガネさんの表情がコロッと変わるんですよ!
貰い泣きしちゃう包帯さんを冷やかな目で見て!
え?何??って最初は戸惑いました(^^;

眼鏡  僕はこう見えて、人一倍物事を考えるたちなんです。この決心をするには、それだけの理由があるんです!

めっちゃキリっと言った!!
僕の理由の方がスゴイだろ!っていうくだらない男のプライドでしょうか(笑)
なんだか子供っぽく感じました♡

包帯  これじゃなるほど、無理もない。君に取っちや、生きているということは無意味だ。そこへ行くと僕なんかは、なんと言っても、まだ問題はこれからなんだ。つまり、僕は自分の立場を悲観的に解釈している。そこなんです、事の起りは。僕が許嫁の心持を忖度するにしても、考えようによっては、もっと積極的に、有利に、素直に、考えて見ることも出来るわけなんです。自分の存在が、相手の幸福を妨げるという考え、これはもう、理屈じゃない。自分がそう思っても、相手はそう思っていないかも知れない。現にこの手紙です(ポケットから一通の手紙を取り出し)まあ読んで御覧なさい。

眼鏡  (それを受け取る。開いて読まうとするが、よく見えない)

すぐに受け取らない。取ろうとして、目が悪すぎて、空振りする(笑)
なかなか受け取らないから無理矢理手に握らせたり、押しつけられるのに抵抗したり、毎回違っていた気がします(笑)
受け取って読もうと思っても、手紙が顔につくくらい近づけても見えない(笑)

包帯  見えませんか。(手紙を見ずに)こう書いてあるんです。「お手紙拝見いたしました。あなたは誤解をしていらっしやるんです。」

「こう書いてあるんです」の後に、包帯さんが読むんだと思って手紙を返そうとするメガネさん。
それを受け取らずにスラスラ朗読する包帯さんにビックリのメガネさん(笑)
いや、手紙を見てないから朗読とは言わないの??(私アホすぎる(^^:)

包帯  「それはあのときは、ただ何となく涙が出ました。泣くということが、それほど単純な気持からだと思っていただいては困ります。一番心配していたあなたのお眼が、元の通り完全に見える、そうなったことだけでも、泣きたいほど嬉しいのです。お顔の傷がなんです。あなたの肉体が、若し、わたくしに取って大切なものであるなら、それはただ、あなたのお心が、そこにあるという目印としてなのです。」

立ち上がる包帯さん。舞台の真ん中でスポットライトを浴びて、朗読が始まる。
昭和風の音楽も流れてくる(笑)(曲名わからない(^^;)
驚いたメガネさんがキョロキョロしてかわいい♡

包帯  「お別れしていた五年間、二十の春から二十五の秋まで、わたくしは、あなたの御写真を一度も出して見ませんでした。今だから申します。それは、物を言わない影、心に触れられない姿が、どんなにつまらないものかということを知っていたからです。あなたはやっぱりドイツにいらっしやる。伯林大学の研究室で、せっせと勉強していらっしゃる。そう思っているだけが、せめてもの慰めだったのです。時たま下さる、あの電報のようなあのお手紙、あれが、あなたのお声、あなたからの愛の言葉だったのです。あなたと言う方は、わたくしには、一つの神秘な存在です。いつでも、何か考えておいでになる、あのお顔は、決して女に親しみを感じさせる顔ではありません。ですからわたくしは、あなたがあなたのお書斎で、何かお仕事をなさる、その時を選んで、あなたの後姿を、いつも見に行くことにしていました。両手で頭をかかえて、本を読んでおいでになる、その首筋から肩へ、肩から腰へ、その余念のない後姿の、そこから感じられる落ちついた息づかい、お笑いになってはいやですわ、ただそれだけが、わたくしのものという気がしたのです、それと、あのお声、今もちっとも変らないあのお声、『美いちやん、お茶』っておっしやるあのお声……。あれもわたくしのものよ。」・・・ここだけ「よ」で結んである。

ここはホントに面白かった♪包帯さんの言い方が面白いのと、メガネさんの動きが(笑)
3回目まではメガネさんは座って耳ほじったり鼻ほじったり(笑)あくびしたり鼻かんだり(笑)
さっき泣いて鼻が出たのを上手にかんでるなと思いました(笑)
回数を重ねるにつれて、このへんでもまだ涙が出てましたしね♡
千秋楽だけ包帯さんが噛んじゃって、急にメガネさんを振り返ったりして2人ともビックリ!(笑)大爆笑でした(笑)
「せめてもの慰めだったのです。」のとこだったかな~?もっかい言いなおしました(笑)
手紙を見せに行ったけど、包帯さんは続きは大丈夫!
しばらく包帯さんの隣で手紙を読んで確認して、指でオッケー出してました(笑)
そのまま首筋から肩、肩から腰って体を撫でてくれて面白かった~♪

眼鏡  いやぁ~実に感心な方ですね!その方は。然しどんなもんですかね。そいつをそのまま受け取るのは。なるほど、虫がよすぎますね。聞いていても胸がつまる。それだけその手紙の一句一句には苦しい努力が匿されている。あなたとしてはやっぱり、その方を自由にしてあげる義務がありますね。それでよく事情がわかりました。あなたは、生きていちゃいけない。

ビシッと手紙を返す!なぜ「生きてちゃいけない!」になるの!(笑)
お互いのエピソードに感極まったって事??
いやいやだったら一緒に死のうよ(笑)

ここは、千秋楽だけ「聞いていても胸がつまる。」のあとに「間違ったけど」が入って大爆笑でした(笑)

包帯  (その辺を歩きまわりながら)どうして、世の中の女は、もっと冷酷に出来ていないんでしょう。君のこの娘さんにしても、僕のこの許嫁にしても、あんまり温すぎる。僕たちを苦しめるのは、その温い心なのです。少くとも、その思い出なのです。

眼鏡  そうとばかりも言えません。随分冷たい心を持った女もいます。

ここで前列の人を指差します(笑)
私も指差されたい~♡

包帯  そういう女は男を悩まさない。男がなやまされない。一度ある女の温い心に触れたら、その女がどんなに冷酷な態度を示そうと、男の心はその女から離れきることが出来ない、それはつまり、女というものが優しすぎるんです。生れつき温い心の持主なんです。僕はつくづくそう思いました。そうしてその女のうちでも、僕の許嫁は特別な女なんです。まあ、此の手紙を終いまで読んで御覧なさい。

ここだっかかな?話しながら包帯さんがリンゴ箱を撫でていて、メガネさんが不思議がって真似していました(笑)DJみたいな手つきでした(笑)

眼鏡  ええ、もうわかってます。

包帯  わかってるでしょう。わからなければ嘘だ。

と言いながらまた手紙の押し付け合い(笑)メガネさんが腕を動かさない。めっちゃ力が入ってそうな回もありました(笑)

包帯  何と書いてあります?「あなたが御自分の姿を、それほど醜いと申されるのなら、わたくしも、自分が醜くなるように努めます。世間に対してならば、どんなことでもします。炭を顔に塗って外へも出ます。しかし、わたくしは女です。少しでも美しく、そう思って大事にする姿かたちは、ただあなたへのささやかな心尽しなのです。わたくしが美しくないということは、あなたに才能がないということほど、恐ろしいことなのです。二人にとって恐ろしいことなのです。それ以外のことは、ただ心と心との問題です。わたくしの、空っぽな頭を、あなたは軽蔑もしずにいて下さる。あなたのお顔や、お姿を、それが、わたしに敵意を示したものでさえなければ、何で、美しいとか醜いとか申しましょう。」どうです。ここに至つて、僕はもう返す言葉がない。僕は、これでも不幸でしょうか。僕は何を苦しんでいるのだ。僕は、なぜ死ななければならないんだ。

「何と書いてあります?」でまた音楽が流れます(笑)「またか・・・」って感じでメガネさんがめんどくさそうな表情(笑)
3回目ぐらいからメガネさんの動きが変わって、包帯さんの隣に並んで朗読の口パクやってました(笑)
一度どこかでものすごいシンクロしてて面白かった♪♪

眼鏡  そこが男の意地ですよ。与えるというものを受け取ってはならないことがある。あなたは世間の男のように、エゴイストではない。エゴイストでありたくない。そういう信念をもっておられればこそ!そういう決心ができたのです。しかし、実に偉大ですよ、そのへんは。

包帯  だが君のように、純な気持ちじゃない。そこが僕自身も不満なんです。「許して頂戴」……少女が、死に臨んで若い恋人の胸もとに囁いたこの一句は、男一人の命には代えられない。君が――それは何時のことだか知らないが――今夜まで生きのびていたこと、そのことが既に不思議なくらいだ。幻を追うものは山を見ず、谷を見ず……まして汽車くらいなんだ。

眼鏡  そんなことはありませんよ。僕なんかこそ、言わば自由なんですからね。その幻なら幻を、絶えずこうして頭の中に描いていること、それがもう、一つの意義のある生き方なんですからね。僕達二人の間には、例の一件を除いては何も暗い思い出というものはない。最後までの一と月は、その中でも楽しい、そして静かな、初恋の思い出にふさわしい朝夕でした・・・

メガネさんの朗読が始まる(笑)
なんかふたりの言う事変わってきたぞ~(笑)

BGMはこちら♪


眼鏡  ミルクをかけた苺を、あの、小さな心臓のような苺を、僕が、一つ一つ、スプーンであの唇にはさませてやりました。そうすると、例の、あの眼を細くして『サンキュー』というんです。『サンキュー』あぁ・・・サンキュー、サンキュー、こればかりは、何度聞いても聞き飽きません。あの苺一つで、口が一杯になるらしいんです。『サンキュー』が、時とすると『チャンピュー』と聞えたり、『シャンチュー』と聞えたりするんです。それからまた、それを言う口つきです。あぁ、たまらない・・・たまらない!僕は、それが面白さに、どれだけ苺を食べさせたでしょう。

蕩けるようなメガネさんの語り♡スプーンで食べさせている演技、思わずこっちがア~ン♡ってしたくなっちゃう♡♡
「チャンピュー♡」の所は日によって変わりました!
ほっぺたに両手を添えたり、チュー口になったり、口に指突っ込んだり(イチゴのつもり?笑)、たまらないっ!でぶっ倒れたり(笑)
文字にすると「た゛ま゛ら゛な゛い゛っ♡♡♡♡♡」って感じでした(笑)
あぁ~~カワイイ♡♡♡思い出しただけでたまらないっ♡♡♡

包帯  (独言のように)苺か……。

(長い沈黙)

眼鏡  そう、言わば僕は自由なんです。ただ自分の気持だけなんですからね。それがあなたの場合だと、苟くも一人の女を、これから幸福にするか、不幸にするかの問題なんだから、まるで決心のつけ方が違いますよ。そう言う事なら、事は早い方がいいですね。

包帯  やろうと思えばいつでもやれるさ。

(やや長い沈黙)

なんだかわかりあったようなふたり??穏やかな空気です。

眼鏡  しかしやっぱり、話は聞いて見ないとわからんもんですね。

包帯  ところで、眼の方はもういいのかい。

眼鏡  さっき泣いたもんですから、どっかへ行っちゃいました。

(間)

包帯  今夜は偶然君という人に会って、いろいろ話をしたが、兎に角、死ぬということは理屈じゃいかんのだし、これから次の汽車を待つにしても、また後先の争いが起るに決まっているんだから、どうです。その辺で一杯やって、何れそのうち別々にやることにしようじゃないか。

うんうん。それがいいと思う♪
ふたりとも今夜は死ぬ気なさそうだから(笑)

眼鏡  別々にね・・・なんなら、今夜は、あなたがおやりになって、僕が見届け役になりましょうか。

包帯  見届け役か、そいつはいいな。どうだい、君が先にやったら。

(間。両人笑う)

見つめあって同時に吹き出す(笑)

眼鏡  しかし・・・笑い事じゃない。

(長い沈黙。両人、また笑う)

またシリアスになったかと思えば、ふたりで笑う(笑)

包帯  こんなことをするのに、見物はない方がいいだろう、いくら御商売が御商売でも……。

眼鏡  つまらんことになるもんだなあ。

なんだか、自分が死ぬとなると話題を変えているような(笑)

包帯  こうなると命なんていうものは、誰のもんだかわからなくなるね。

眼鏡  人のものでないことは確かだ。

包帯  たしかですか、それが。(間)

眼鏡  まあ、もう少し考えさせて下さい。(間)一体僕は、何しにここに来たんです。

包帯  さあ、自分の命が人の命よりも大事だということを知りに来たんだね。

眼鏡  僕は、どうしても自分の命が、そんなに大事なものだとは思えない。

包帯  君にとって、それよりもっともっと大事でない命が、もう一つここにあるわけなんだ。

眼鏡  そうでしょうか。しかし、僕は、あれほど決心していたんです。

(汽笛。続いて汽車の音が聞える)

包帯  じゃ、その決心を断行しなさい。さ、僕がいて邪魔なら、僕は帰るよ。それとも、元気をつけてあげようか。

(汽車の音、次第に近づく)

眼鏡  (ゆっくり起ち上り)その写真を下さい(写真を受け取って、つくづく眺めながら)そうだ、こんな意気地のないことじゃ駄目だ。(急に包帯をした男の手を取り)さあ、あなたも一緒に来て下さい!一緒に死にましょう。

包帯  (引張られながら)そう言わずに、まあ君からやりなさい。僕は急ぐ必要はないんだ。いろいろ計画もあるし!・・・するから!

なんで一緒に死ぬの!(笑)包帯さんの「するから!」が面白かった♪

眼鏡  (無理矢理に相手を引摺り上げようとして)なんです、今になって!卑怯な!

包帯  卑怯なのは君のことだ!(相手の手を振りはらって、後ろへ回り、腰に手をかけて土手の上に押し上げながら)グズグズしてないで、さっさと行きなさい!

眼鏡  (押し上げられようとするからだを手と足で突っ張り)そりゃ無茶だ!そんな法はない!

包帯  (かまわずに、どんどん押し上げる)

眼鏡  そ、そ、そんな馬鹿な……痛っ、そこは痛いんだ!痛いっ!痛い、痛いったら……。

痛いっ!っていう声が情けなくてカワイイ♡♡
引っ張り上げたり、押し上げたり、包帯さんがメガネさんの腰をつねるようにしてたり、階段の上でかなり押し合ってて、危ない!!
(汽車の音、いよいよ近づく)

包帯  さ!今だ!!

汽笛の音と共に、転げ落ちるふたり!
階段見てなくてホントに危ない(--;
他にも階段見ずにもみくちゃしてるシーンもあって、見ててハラハラしました(^^;
しっかりお稽古したから大丈夫なんでしょうけど(^^)

眼鏡  (転がるように駈け降り)あんまり乱暴じゃありませんか!?

包帯  (どっかと材木に腰を下ろし)失敬、失敬!

(汽車が、土手の上を通過する)

息が切れているふたり。

眼鏡  (黙つて、うつむいたまま、これも材木の上に腰をかける)

(長い沈黙)

包帯  もういいだろう、君。(起ちあがり、促すように)さ、そろそろ帰ろう。

眼鏡  (機械的に起ち上り、ふらふらと歩き出す)

メガネさんはもう疲れちゃったみたい(^^;僕は何やってんだろ・・・って感じ、虚しい表情に見えましたけど、どうだろう??

包帯  (その後を追うように、眼鏡をかけた男に寄り添い)僕はこう見えて、センチメンタルなことは嫌いな男だ。しかし、なんですよ、今、君を死なせるくらいなら、僕が先に死にますよ?ほんとですよ?

汽笛と列車の音

――幕――



と、何がどうなった訳でもない感じでこの幕は終了です!
「死体のある風景」については、また後日感想書きたいです♡

「命を弄ぶ男ふたり」は、色んなものを残して終わった感じです(*´д`*)
面白かったり、切なかったり、突っ込んだり、色んな楽しみがありました♡
これを演出した新井さん、スゴイです!!
1回目2回目はホントに面白くて、3回目ぐらいで何か違うと思い、4回目5回目でだいぶ重みを感じるようになったけど、やっぱり、一週間経って思うのは、面白さです♪
だから、私にとってはコメディかな?
でもね、テルくんの言っていた「重いものを持って帰って」も、なんとなく感じて・・・色々考えました。無い頭を使って(笑)
やっぱり死ぬのやめようと思ったのはどのへんかな?と、ずっと考えていたんですけど、ふと最初の方を見て気付きました。


眼鏡  どこかへいらっしゃるんですか。
包帯  行こうと思うんですがね。君も、どこかへいらっしやるんですか。
眼鏡  行こうか、どうしようかと思ってるんです。
包帯  なるほど。行くのもいいが、どんなものですかね。うまく、ひと思いに、行けますかね。
眼鏡  さあ、行って見ないことには、わかりませんね。

包帯  君は、どう思います、この辺じゃ、やっぱり、ここでしょうな。
眼鏡  そうですね、まあ、ここらあたりでしょうね。
包帯  迷うことはないんだが、さて、迷いますな。
眼鏡  いろいろ考えるからですね。どうにもしようがないという場合に、これですからね。


最初から、絶対に死ぬと決めてた訳じゃないんだ!迷ってるやん!(笑)
ふたりの話を聞いてるうちに、ホントに死ぬ決心してるんだね(;д;)と、感情移入してしまい(^^;
メガネさんの年齢も、最初に「二十四五ぐらいに見える」に書いてあるのを失念していて、ずっと年齢を想像してたんですけど、まぁ25歳ぐらいだと思いました。あるいはもっと若いかも??
だって、言ってる事が子供っぽい(笑)
まだ考え方が子供っぽい25歳、ってとこでしょうか(笑)
包帯さんが上手にメガネさんをあしらってましたね♡
たぶん、仲良くはなれないだろうけど、いいコンビだと思いました♪
で、この話は、思いもよらない形で続きがあるのですが・・・また後日(^^)

読んで下さってありがとうございました♡










・・・で、ここから先は、批判覚悟で書きます。
しょーもない事ですので、見ないで下さいね(^^;





























舞台期間中に、小道具の写真がアップされていると聞いて、見てしまいました。
メガネと、彼女の写真。
大事な、舞台の小道具です。私にとっても思い出です。
特に写真は、出演の方々が、客席からは見えないようにして、持ってらっしゃったものです。
本当に見えないようにかどうかはわかりませんが、客席からは見えませんでした。
なので、見なくていいんだな、想像すればいいんだな、と解釈しました。
それを、出演者でもスタッフさんでもない方が、まだ公演が残っているタイミングで、ネタバレ的にアップされていたのがショックでした。
少なくとも、私はネタバレだと感じました。残念でした。
もちろん、アップする許可は取ってらっしゃると思うのですが、それでも、嫌でした。
出演者の方が、アップして欲しかったです。
出演者の方がアップされたのなら、見て欲しいという意図を感じるので、有り難く見させていただきます。
私は、お金を払って、夢の時間を買っているのです。
夢を見させて下さい。


以上です。独り言です。モヤモヤのはけ口にしてしまいました。
不快な思いをされた方、申し訳ありませんでした。
批判コメントどうぞ。
コメントが送信できない方はコチラに。
tsucchy47@gmail.com
お返事はできないと思います。
悪い事をしている自覚はあります。
本当に申し訳ありませんでしたm(__)m
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